株式会社ジーダット

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ごあいさつ

代表取締役社長

河 内 一 往

株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また平素より当社に格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

当第16期の当社の主な活動といたしまして、新主力製品であるEDAツール:SX-Meisterの新バージョンを6月と12月にリリースいたしました。新たに市場に投入した新バージョンでは、主に自動設計機能と回路解析機能を強化し、新たなビジネス獲得に繋げております。11月には本社の主力製品開発部隊が、品質マネジメントシステムの国際規格:ISO9001の認証を取得いたしました。また、昨年同認証を取得していた熊本事業所では、半導体設計のみであったその適用範囲を液晶設計にも拡大いたしました。さらに事業拡張に伴う人員増加への対応などのため、8月に熊本事業所、10月に東京本社を移転、12月には大阪営業所を増床いたしました。

こういった活動の結果、ソリューション・ビジネスの大幅な拡大と、海外市場向け売上の復調により、売上高は前期比10.0%増加し18億64百万円となりました。3拠点の移転に伴う費用等を計上した影響により、営業利益は前期比32.0%減少し1億18百万円となりました。


電子部品業界は世界市場で順調に成長しており、日本国内においても、自動車、携帯電話、サーバー関連向けなどの特定分野では活況が続くものと思われます。半導体業界におきましてはファブレス・IPベンダーの活動が拡大する一方で業界再編は継続され、設計アウトソーシング需要がひっ迫し、またFPD業界におきましても、異形パネルや有機ELパネルの開発が佳境となり、設計アウトソーシング需要が増大すると考えております。

このような状況における売上拡大の施策として、当社はまずSX-Meisterの開発力と販売力の増強をはかります。6月末にリリースを予定しておりますバージョン5.0では、アナログ回路設計をセルベース単位で実現することで設計生産性を飛躍的に改善する設計手法「AnaCell」と、熟練技術者の匠の技を利用しながら最適設計できる「匠データベース」をいよいよ市場に投入いたします。さらに、12月にリリース予定のバージョン6.0ではレイアウト設計の自動化機能を拡張する予定でおります。同時に、国内外における展示会、学会での発表や、プライベートショー、テクノロジセミナーの開催など、様々な戦略的な販促プロモーションを積極的に行ってまいります。

海外市場におきましては、台湾及び韓国を重点販売国ととらえ、特に競争力が高く他社との差別化がはかれるパワーデバイス設計や異形パネル設計分野向け設計ツールを積極的に展開いたします。ソリューション・ビジネスにおきましては、これまで半導体が主でありました設計受託を液晶分野にも本格的に拡大し、また、「ターンキー」と呼ばれる、デバイスの企画から供給までを受託する新たなビジネスも立ち上げてまいります。


当第16期には、東京、熊本、大阪の3拠点の環境が新しくなり、従業員も心機一転、次の飛躍への準備が整いました。株主の皆様におかれましては、今後もより一層のご理解とご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年6月